<meta name=”Description” content=”チタンアレルギーの疑問を化学的に、実践的に解き明かします。肌の体質や皮膚の厚みの違い、食べた物と分泌した汗の成分の個人差がチタンアレルギーに作用するかをアクセサリーの視点から解説します。” /> 金属アレルギー対応アクセサリー チタン、ジルコニウム、オーステナイト

金属アレルギーリスクを研究して行き着いた素材=最も強いメタル チタン・オーステナイト ジルコニウムリング.タンタル、タングステン

金属アレルギーだってデザイン重視で指輪を作りたい

* チタンと金やプラチナとの決定的な違いは不動態皮膜を形成するところ

*貴金属には無い性質:不動態に覆われ化学反応性を失っているからチタンはアレルギーを起こす金属とは別の世界の物質と言える

ゴールドは汗をかくとイオン化してしまうけれど、チタンは汗でもイオン化しないのは不動態に覆われて溶け出さないからです。錆びと誤解する方もあるようですが、錆びて劣化していくのとは反対の、酸化膜をまとって屈強な鎧を着たように、「貴」な状態に変わります。このチタンの性質は人のお肌の敏感さに全く関係がありません。皮膚を溶かす強酸でないとチタンは腐食しません。もしもチタンを溶かせるほどの汗をかく体質だったら、アナと雪の女王のエルサのように、指の触れたところが片っ端から氷の結晶になったように、パートナーに触れられた手までもヒリヒリさせてしまうことになります。触れただけで身の回りの金属を腐食させる汗を分泌する人間は存在しません。人によっては、例えば過剰 いチョコレートを摂取し、亜鉛の多い牡蠣を食べ亜鉛の多いビールを大量に飲んでかいた汗の成分の中には、通常より多い亜鉛イオンが分泌されます。亜鉛のアレルギーのある方の食事性の亜鉛アレルギーです。チョコレートを大量摂取した母体から分泌する母乳はクロムイオンを含み、赤ちゃんがクロムアレルギーであれば症状が出ることも化学的に想定は出来ます。けれども、チタンの場合はまずイオン移動が起こり得ないのでそうしたことすら想定されません。皮膚を突き破って壊すほどのやけどする酸でもない限りチタンの不動態は突き破られることはありません。もしもチタンボールを耳のツボに押し当てた状態でシールを貼った跡がかぶれていた場合、シールにより皮膚呼吸ができず、不衛生になったことに起因していると思います。皮膚科のパッチテストも、お肌のデリケートな人に、10箇所もお風呂に入らずシールを貼りつづけるのですからかぶれて当然であり、正確性が皮膚科に保証されたものではありません。

「チタン」「オーステナイト」「ジルコニウム」「タングステン」という”メタル”通常のジュエリーでない金属によるジュエリー作り
アクセサリーが好きなのにシルバーアクセサリーに対する金属アレルギーで困っておられるお客様からのご要望をきっかけに研究を始め、チタン、タングステン、ジルコニウム、タンタル、オーステナイトに行き着きました。特に夏は男女を問わず金属と汗の関係で「ジュエリーを着けたいのに着けられない」とのご相談が増える時期で、この事について1999年より勉強してまいりました。金、銀、プラチナと違って、ジュエリーとしての流通ルートなど出来ておらず、レアメタルというだけあって、当時は材料入手も困難で、金属業の職人さんたちに聞いてもサンプルしか目にしないといった具合でした。 タンタルやジルコニウム、タングステンをご希望のお客さまからもご要望をいただくことがあります。金属アレルギーでもっとも実績があり、分厚いユーザー層による裏付けがあるのはチタンです。チタンであれば安心ですと断言するのに十分なデータがありますが、タングステン、ジルコニウム、タンタルには作例がチタンに比べ豊富とは言えません。長年ご愛用いただいているお客様の分母がいかんせん足らないということから、金属アレルギーが心配なお客様にはチタニウムを強くお勧めいたします。文字通り刃が立たない(ダイヤモンドドリルで削ります)、硬度はプラチナ以上。本当に骨が折れる金属です。5ミリ彫り進むのに何日かかることでしょう。
ハンマー痕はなかなか付けることが出来ず、叩くと重たいハンマーが跳ね返ってきます。

titaniumの加工に取り組むほか、ムゲンでは、変色せず腐食に強いAusteniteオーステナイト、シルバー+プラチナ、シルバー+ゴールドなどロウ付けに使われる不純物を使わない研究と高純度のメタル、ジルコニウムを使用中。
チタニウム、オーステナイト、ともに自然に成膜する不動態皮膜が腐食を防いでいます。

* ■チタンという素材

金属アレルギーに安心な指輪

金属の大敵は腐食です。この腐食に最も強く、生体親和性の最も高い金属がチタニウムです。これが金属アレルギーに強いと言われ、医療機関の信頼が高い由縁です。

シルバーにも純銀、950銀、925銀(スターリングシルバー)900銀(コインシルバー)と用途によって種類があるように、チタンも純チタン、純チタン1種、純チタン2種、6AL-4V(通称ロクヨン)から航空機に使われる高力チタン、耐食チタン、そして、形状記憶合金などさまざまな素材とのチタン合金が最先端技術により開発されています。金属アレルギー対応の純チタンをムゲンではアクセサリーに使用します。上部写真は特殊オーダーメイドの純チタン製の可動式装身具(受動的義指)。 ■チタンは錆びない特性から人工心臓や肺、人工歯根から宇宙開発まで、夢の金属として研究されている未来の素材です。ゴールド、シルバー、プラチナのようなジュエリーとしての歴史はありません。ムゲンの使用するチタンは高純度99.9%で皮膚科クリニックで使われているものです。純チタンは多孔質で硬度は高い分、弾性が低く、原色は淡いグレーです。非常に硬いので研磨に大変時間がかかります。その他、アクセサリーではない分野でチタン6AL-4Vは6%のアルミと4%のヴァナジウムが含まれる弾性のある素材は、宇宙産業用、飛行機に利用されています。
■ムゲンの独特の方法により、陽極酸化皮膜によりバーントアンバー系の深みを感じる暖かいグレー色や玉虫色に反射する色を出す方法などがあります。
■オーステナイト316L製リングAustenitic stainless steel=18%Cr-12%Ni-2.5%Mo
サージカルステンレスリング ジルコニウムイエローの指輪 ジルコニウム

ジルコニウムによるオーダーメイドリング

サージカルステンレス ¥6,500(+税)

■金属は用途と使用環境に応じて利点を持ったさまざまな元素の金属が配合され研究されています。4大弱点である粒界腐食、孔食、すきま腐食、応力腐食に対抗するために調合されさまざまな番手の合金が開発されています。オーステナイトとは</FONT>鉄を主成分とする合金鋼。
合金鋼の種類はマルテンサイト(刃物)、二相、フェライト(家庭用)、オーステナイトに大別されます。そのオーステナイトのうち304、316、316Lなど48種ある番手のうち、大半が18%Cr-8%Niステンレス=sus304(用途:スプーン、フォーク、台所シンク)
ワンランク上のグレードになる316は304にモリブデン(Mo)を添加して耐食性を強めた鋼種。
さらに耐粒界腐食性を高めるため炭素の含有量を0.030%以下に下げることで(Lを着けて表示される)極低炭素型に改良されグレードアップした鋼種が sus316L。当工房のアクセサリーの素材として独自に使用するのがオーステナイト316L。シルバー925のように変色しない利点があります。
力学的強度と耐食性に優れ、俗にサージカルステンレスと言われるものがこれにあたります。=18%Cr-12%Ni-2.5%Moというのが316L。
用途:歯科部材や、ボディーピアスの素材。
(Ni)ニッケルが配合されることで応力腐食割れに強い金属となります。ニッケル金属アレルギーの方は、腐食には縁がないもっとも耐食性の強い純チタン製リングを着けた方がさらに安全。ニッケルフリーステンレスが望まれるところですが、(Ni)ニッケルフリーステンレスは成形の工程や製造される条件によっては素材が硬くなってしまい、切削が困難になるうえ、特殊な溶解炉を要するため加工が難しくなるため、316Lが治療器具には実用されています。

■Cr クロムとは
人体にとって不足してはいけない必須の栄養素。
(Cr)クロムの配合量が多いほど孔食やすきま腐食に強い金属になります。
めっき用に6価クロムが使用されることがあり社会問題となったが、六価クロムは極めて毒性が高いため、現在では使われなくなってきている。
ルビー、エメラルドの赤やミドリの色は、クロムが含まれているために発色。
混同しがちですが、クロムそのものは、人にとって必須の元素であるが、六価クロムは特に人体に有害。
タングステン
ゴールドの比重と同じ重さ。チタンの軽さと対称的に、手に取るとずっしり感があり、アクセサリーの中ではダントツの最硬質金属。タングステンの指輪で触れたものは、テーブル、キッチン、ドアノブなど家具にも傷がつくほど硬いので、周囲に気を配る必要があるほど硬い。

■タングステンの加工
硬すぎる性質なため、タングステンはシルバーやゴールドのような展延性がないので、弾力もなく曲げようと力を加えても曲がらない。超硬のドリルや鋸などの刃物工具より硬いので、手作業による切削ができないし、超硬カッターなどの消耗も極度に激しい。タングステンリングにハンマー痕をつけようとして鉄鎚で叩きこんでも破砕されるだけで凹み跡は残らない。マルテンサイトなどの包丁も硬くて刃こぼれを起こすが、タングステンはマルテンサイトより弾力性、加工性が欠如。ジュエリーデザインの可能性を秘める未来の金属の可能性としてはチタンより劣る。
■元素
クロム族元素に属する非常に酸化に強く、硬いレアメタル。
■比重
比重は鉄の2倍と非常に重い。散弾銃の弾丸として環境に悪い鉛に替わる新しい材質として注目されていますが、その希少性と硬さゆえに加工が難しく広くは実用されていません。
■用途
戦車砲弾の芯にも使用され、装甲車を貫くほどの硬さをもち、人体にも無害な希少金属。

*金属アレルギーの犯人は シルバーアクセサリーですか?

いいえ。シルバーとシルバー繋ぎ合わせる(ロウ付けと言います)部分に使われるロウ材という金属に亜鉛などがブレンドされているためです。
シルバーでアクセサリーを作るときに融点の低い金属をミックスした金属を接着剤の役割として溶かして着けるために、ロウという不純物が多く入っているアクセサリーがあるのです。シルバーチェーンなどは、くさりと鎖がひとコマづつロウ付けされています。
夏になると、指輪は何ともないのに、首がチェーンのところだけ真っ赤になるなどの金属アレルギー症状というのは、ロウ(=接合剤)がたくさん使われた銀のチェーンだからです。残念ながら、このロウ材に、汗でイオン化しやすい金属類が混ざっています。シルバー作りに使われるロウは、熱で溶解して接合する場合、接合剤の融点を下げるためしかたないのです。接着剤の温度が低いうちに溶けなければ、本体のシルバーもバーナーで熱して溶けてしまうため、成形できなくなってしまいます。
金属アレルギーを避けるには、このロウを避けるというのがひとつの方法です。

チタン製のチェーンを着ければ、汗によるイオン化は起こりません。しかも純チタンチェーンはロウ付け箇所もいっさいないものをプロドットコムで取り扱っています。

シルバーは犯人ではありません。ロウの使われているシルバーアクセとロウ付け箇所がないシルバーアクセサリーがあることを知ってください。
シルバーアクセサリーを選ぶ際には、ロウ付けされているかどうかを確かめてみてください。
いちがいにシルバーアクセサリーが金属アレルギーのもとではないんです。

*■金属アレルギー(=アレルギー性接触性皮膚炎)とは

体内に抗体のようにできてしまった金属に対する拒否反応。汗に含まれる塩素イオンと、ある金属の作用によって、皮膚が拒絶反応を起こし、かぶれる状態をいいます。

*■金属アレルギーになってしまうきっかけ

金属が溶けてイオンとなってアレルギー抗原だと体内に感作されることがきっかけとなります。
例えばボディーピアスなどのピアッシング時など。
指輪などの場合は、皮膚が厚いので、金属は表皮に阻まれ体内に入りにくいのですが ピアスの場合は皮下組織と直に接してしまいます。 ひとたび症状が出てしまうと、免疫反応により残念ながら接触するたびに起こるとされています。

*■ジュエリー素材の皮膚への安全性

アレルゲンとなりやすい金属(厚生労働省調べ)は、『ニッケル』『パラジウム』『クロム』『亜鉛、銅』です。『銀、プラチナ、金』は安定な金属なのでアレルギーになりにくい金属ですが純金、純銀、純プラチナではやわらかすぎて、身に着けると変形したり磨耗が著しいという欠点があり、それを補うために硬い金属が配合されアクセサリーとなります。プラチナ900にはパラジウムが1割配合されています。ホワイトゴールドにはパラジウムまたはニッケルが配合されています。 市販のプラチナ、シルバー、ホワイトゴールドに施されているロジウムめっきにはニッケルが使われます。ニッケルフリーのロジウムめっきかどうか確認が必要です。

金属のなかで『純チタン』が最も体内親和性が高い材質です。歯科治療でのインプラントの現場で最も信頼され、研究実績の高い金属です。チタンの表層は酸化被膜によってバリアーされているような状態にあります。これは金属としての化学反応性を失った状態。体内に使われるチタンは制ガン作用でも知られる唯一の金属という研究結果が出されています。
単に皮膚が弱くトラブルを起こしているだけの場合も金属アレルギーと混同しがちです。歯の詰め物は大丈夫でも皮膚だとかぶれるという方の場合は金属アレルギーではないかもしれません。シルバーの黒ずみを取る薬品や磨き材が微量残っていたり、皮膚とリングとのあいだに残った洗剤が原因で水分によってふやけた皮膚にトラブルを招いていることもありがち。
歯科治療で詰め物や注射針にも感作する症状は重度の金属アレルギーですので純チタンのアクセサリーをオススメします。

■純チタンと、そうじゃないチタンってあるの?

ちなみに純チタンでないチタンをアクセサリーにするメリットはありませんので、すべて純チタンです。金には24金、18金14金という品位がありますが、これは、ブレンドする銅、銀の量で硬さとか、色味といった質を調節する意味もありますが、チタンには銅や銀を混ぜるなどという手間は無意味ですので、すべて純チタンです。チタンにアルミを混ぜた合金が工業製品にはありますが、アクセサリーとしては使うべきではありません。

厳密には、金属である以上、粘膜に埋め込み酸欠状態の可能性があるボディジュエリー にはアレルギーに完璧といえる魔法の材質はありえませんが、お客様にはジュエリーを楽しく安心して身に着けていただきたいと考えています。

■アレルギー要因となる革素材

金属だけでなく、革にはなめす工程でクロムが使用されるため、金属アレルギーでにクロムに反応する方は要注意。
ナチュラルな革とはいえ、ペンダントのチェーンの代わりに革ひもを使ったり、革とコンビのリング、革ブレスレットのご使用には注意が必要。

■金属アレルギーとメタルの研究

生体に最も適合性の高い金属という特性を活かし、皮膚に接する面にはチタンや純銀を使用したり、組み合わせるなどして造作にバリエーションを出しています。当店の使用するシルバーは一般のジュエリーより純度の高いシルバー950を使用しています。残りの 5%は硬度を増すため純銅が使用されています。わずかな銅が入るだけで硬くなります。
*場合によってはアレルギーへの安全性を考慮のうえ、接合部にいっさい合金を使用せず、純銀のみで制作します。銀食器や歯の治療などに使用されていますとうり、銀も金同様、アレルギーの原因になりにくい金属です。銅は胡麻、大豆、牡蠣にも含まれています。余談ですが銅のさび=”緑青”は人体に害があるとされている通念は間違い(厚生省より発表)。緑青は体内に入ったとしても吸収されにくく排出されます。

■めっきの問題点


ゴールドプレートという表示で金メッキ仕上げの製品も多くみかけますが、これらの下地にはニッケルメッキがよく使用されています。 24Kメッキなら、1年間の使用で1ミクロン(1mmの千分の1)ずつ薄くなる計算。つまり5ミクロンの厚さの金メッキなら5年が耐用年数の目安ということになり、下地に使用したニッケルが溶け出す場合もありますので要注意です。皮膚炎のパッチテスト統計では、「ニッケル製」がアレルゲン最上位とでています。 汗の中の塩分(塩素イオン)はニッケルを溶かす作用が強いといわれています。
*塩素 :からだの中の余分な塩分が汗によって体外に出されたものが塩素。水道水の消毒にも使われているものと同じ。

■金属アレルギー防止には


清潔に保つ(表面が良く研磨された金属であることが必要。) アクリル製のピアスや
メッキのアクセサリーは身に着けない。(めっきはニッケルが使われています) 多孔質な自然素材(象牙や動物の骨)やアクリル樹脂などは、金属のような抗菌効果がないため不衛生になりがちです。金属アレルギーの方が着けるのはもってのほか。
皮膚科医師によるパッチテストによって、かぶれる疑いのある金属を調べるには、疑いのある金属を塩化または酸化させたイオンをあえて皮膚に塗布し、入浴で流れないように数日キープし人為的にかぶれさせて原因を特定するもので苦痛を覚悟する必要があります。疑わしい金属を使わないことで防ぐことができますが、チタンであれば反応は大変まれであり、まずかぶれる心配はないと思っていいでしょう。日頃白い歯磨き粉を常用できて問題なければチタンアレルギーではありません。なぜなら白い歯磨き粉にはTiが含まれています。商品裏面をチェックするとわかります。

最初のピアスの穴は生傷の状態です。また、皮膚の乾燥にも留意する必要があります。金属アレルギーでなくともアトピー性皮膚炎の方にも長年チタンを愛用いただいています。→「金属アレルギーにおけるチタン有効性」
(c)2006-2016 ムゲン copyright all rights reserved